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-リブートから見る選んではいけない未来-

3章の衝撃的すぎる展開と共に、1,2章で不確定部分の謎も少し明らかになり、
3章上映終了後、一気に今後の展開予想考察が幾つも湧き上がってるかと思います。
今回は1、2章も踏まえて3章により確信に至った考察を書いていきたいと思います。

さて、このページでは感染デジモンに対しての唯一対策「リブート」関連についてです。
まず、状況整理のために、姫川とガブモンのセリフを見ていきます。

「たぶん、リブートの事よ。DWは私たちの世界と隣り合わせのに連続している可能性の世界のうちの一つ。
こっちの世界が残っていればもう一度やり直すことが出来る。 それがリブートよ。」

「感染デジモンは本来DWに存在しない存在。だからいなかった元の世界になるわ。 リブートは最後の手段なの。DWや他の世界を生み出した量子の海。それは私たちの世界でも、可能性の世界でもない。原初の世界。
安易にリブートをすると位相にずれが生じこの量子の海にDWが呑み込まれてしまう危険性があるの。」
(デジモンアドベンチャーtri.第3章「告白」姫川のセリフ)

「つまり大きな犠牲とは、DWの時間が巻き戻るってことなのか?」(デジモンアドベンチャーtri.第3章「告白」
ガブモンのセリフ)

上記の説明でDWの時間が巻き戻るという事はわかりました。しかし、どこまで時間が戻るのでしょうか?
そしてリブート現象を意図して仕向けた場合、仕向けた側の狙いは何か?考えていきたいと思います


  • 仮説1:「メイクーがいない時間まで戻る場合」


    通常PCで再起動という文字は見かけますよね。アップデート後や新しいソフトを入れた後再起動かけたり、 PCの調子が悪くなった時再起動かけてみると、調子が良かった状態に戻ってたり。
    ただ、その際「再起動前に入れていたデータは残っています」
    これを踏まえて考えるとリブートはメイクーモン(感染元)が発生する以前の時間に戻る。 という事なのでしょうか?

    しかし、それだと、なぜアグモン達の記憶が消えるのか?という疑問があります。仮にアグモン達の冒険の前からメイクーモンはいたという考えだとすると、 なぜ今まで感染デジモンが現れなかったのか?という疑問が生まれます。潜伏期間が長く発症までのタイムロスがあるとしても、 1999.8/1~/3まででも10年ちょっとですので長すぎと言えば長すぎです。

    更には、リブート後太一達とコロモン達の再会の際ニャロモンが一緒にいました。
    合わせて太一達を待っていたという記憶もない状態からして、必然的にゲンナイ達がはじまりの町からデジタマを保護する前、 そもそも、デジヴァイス作成や、現実世界の子供と特殊な繋がりを持つデジモンが出現前まで戻っている可能性があります。

    そんな原初からメイクーモン(感染元)があったと考えると、なおさら今になって発症するのは不自然すぎますね。 ただ、3章のメイクーモンと芽心の回想からするに、 太一達と同じ頃に出会っている可能性も示唆していることを考えると一概には言えませんが・・



  • 仮説2:「最初からやり直す」


    もう一つの可能性は、とにかく最初の歴史からやり直すです。ただ、PC用語だとリブートよりリセットやリカバリに近いような気もするのですが。 リブートに「起動直後の状態に戻す」という意味も含まれているようなので、DWの誕生まで時間が戻っている可能性もありそうです。 それであるならば「メイクーがいない時間まで」のアグモン達の記憶等の疑問は一応解決します。

    さて、最初からにするとした場合、この段階でリブートする前の歴史のバックアップはどのようになっているのか?という点が気になります。
    最初からやり直すという事は、また同じようにDWに危機を及ぼす存在が出現するのです。しかし、出来事が全て同じ道をたどるとは限らないはずです。
    ワンダースワンのアノードテイマー・カソードテイマーの様に太一達の冒険が戻されてしまい、太一達が倒される様な、1つの歯車が狂って歴史に変わってしまうという 事態も起こりかねません。

    ですが、2002年までのDWの歴史が安定を望むものにとって善だと認識しているなら、 その状態を維持するために、歴史のバックアップは取っていてもいいはずです。リブート後そのバックアップデータを基にしてアップデートをかければ、 歴史はそのままで、少なくとも2002年のDWの状態まで戻っていそうです。

    しかし現実は違いました。アグモン達の記憶はなくなっています。
    つまり、安定を望むものは歴史のバックアップ自体取っていないor選ばれし子供達との歴史は「不可欠ではない要素」と判断し消去してしまったのでしょうか?

  • 「リブートによる敵の目的とは」


    仮説2では「歴史のバックアップ」について触れましたが、安定を望むもの自体はバックアップを取ってあるのでしょうか???
    仮に取っておらず、DWの創生を1からやり直すのであれば、今回の敵の目的が見えてくるかもしれません。

    今回の敵の謎はまず置いておくとして、1からやり直した場合。
    最初デジタルワールドでは「選ぶ」という行為があります。
    「進化する」か「進化しない」かです。(他にもあるかもしれませんが・・)

    進化する概念を選んだからこそ、その過程でホメオスタシスが生まれました。つまり、進化することを選ばなければ、 現在「リブートの決定権を持つホメオスタシスは消滅」してしまうのです。

    選ぶというフレーズに「!!??」と思った方。そう、、1章が始まる前のシリーズティザーでのセリフ
    「君と出会った。この世界が選んだ現実と、選んではいけない未来」

    このセリフに敵の目的を解くヒントがあるのではないでしょうか?
    そう、、選んではいけない未来というのは「進化しないという概念を選ぶこと」ではないでしょうか?
    つまり、今回仮に敵がいたとしたら、そいつの目的はメイクーモンを使いリブートを起こさせ、D Wを創生時期に戻し「進化しない概念を選ばせること」ではないかと
    (※小説版デジモンアドベンチャーは概念のふりがなが「イデア」と記載されており 何か関連性がある可能性があります。)

    ただ、光子郎でも気づくリブート時の対策をホメオスタシス自身が気づかないのも不自然であり、 いささか強引のような気もしますね。(少なくともアルファモンとジエスモンはリブートの影響を受けていないようにも思えます←別の可能性のDWから来たとかかもですが今回は除外)

    ただ、リブート後もメイクーモンが存在しているという事は、 戻った時期から感染をさせることが出来るので、リブートループを起こさせることにより、 ホメオスタシスのバックアップに不具合を生じさせる作戦なのかもしれません。
    リブートは安易に行えませんが、結局のところ感染デジモンの唯一の対策であり、危険があったとしても最終的にはホメオスタシスはリブートを選ばざる負えないのですから。

    今回の敵がなぜこのような手間と時間のかかることをしているのかは不明ですが、よくよく考えてみると、Tri設定では、いくら闇の存在がDWを崩壊させようと画策しようとも、 最終的にどうしようもなくなった時、リブートを起こしてしまえば無かったことになるので闇の存在の敗北は決まっているのでは?(もちろん話はそんな単純じゃありません。)
    つまり、ホメオスタシスがある限り闇側の勝利はない。途中で概念を変えることが出来ないのであれば、初期の概念自体を変える必要がある。という結論かと・・・

    この流れで仮説1の場合であったとしても、3章でリブート後にDWにメイクーモンが存在していたという事は、 メイクーモンのデータはバックアップが取られており、リブート後またDWに解き放たれる。
    感染ループが発生している可能性があります。そうなると、リブートはもうすでに何回か行われれば、初期に近い段階まで時間を戻すことは可能ではないでしょうか?

    例えば、本当のメイクーモン発生時期は2004年頃。
    ①2004年の選ばれし子供が対処に向かう。失敗=リブート→DWは2002年まで戻る。 ※メイクーモンバックアップ解き放つ=DWでのメイクーモン出現は2002年になる

    ②02組(タケル・ヒカリは除く?)が対処に向かう。失敗=リブート→DWは1999~2000年頃まで戻る(大輔達はリブートにより消息不明?)

    これを繰り返していくことで、過去に戻ることが可能=歴史を変えられる。※これだと、芽心とメイクーモンとの出会いの年には 矛盾が生じますが、パルモン達がインペリアルドラモンを躊躇いなく倒したことは 説明が付くかもですね・・(選ばれし子供たちは02歴史を覚えているが、パルモン達はブイモン達と出会う前に戻ってるため仲間と認識していないとかとか)

    そんなわけで、ダラダラ書いてきましたが、まだまだリブートだけでも謎が謎を呼ぶ出来事です。なお、これを踏まえて別ページで、敵の予想とメイクーモンについてまとめてみます。





  • ※上記の説明の参考補足として1995年以前から1999.8.1までのDWでの出来事を簡単ではありますが
    表にしてみました。
    (主に小説デジモンアドベンチャー①~③の内容を中心に作成)

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