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-イグドラシルとホメオスタシスについて-



5章は、物語の謎が明かされつつも、謎が謎を生み6章へと繋がる! という展開でしたね!
ここに来て、選ばれし子供達の味方と思っていたホメオスタシスまでもが子供達と対立し、
何が善で悪なのか?という物が分からなくなるという展開でした。

さて、ここでホメオスタシスの昔と今の設定&行動とイグドラシルの位置関係について、
もう一度自分なりに整理していきたいと思います


  • イグドラシルについて

    イグドラシルの概要


    デジタルワールドを管理している、ホストコンピュータであり、 デジタルワールドを守ることを
    優先して動いています。ただホントにデジモンの為なのかの真意は不明です。

    今までのセイバーズやゼボリューションの設定としてDWの神とされていることもあります。
    しかし神と言っていますが、主人公サイドの味方として登場したことはありません。
    アニメ版ではゼボリューション・セイバーズに登場するが両方とも不必要と判断されたデジモンは
    排除するという行為を行っています。 主人公サイドから見ればいわば敵の立場で登場している
    悪者というわけです。

    Tri版では、人間世界とDWが近づきすぎたことを良いと思っていないようです。
    理由としては、黒幕がいたとはいえ、デジモンカイザー・及川等の人間が介入したことにより
    DWに危機が訪れたことも関係があるのかもしれませんね。


    なお 別資料として、ペンデュラムXについてる「デジモンクロニクルオリジナルブック」の中では、

    「謎のホストコンピュタ、イグドラシルがこの世界のすべてを管理している」

    「一説によれば、デジモンはイグドラシルがデジタルワールドで実験を行うために生み出した生命体
    だとも言われている・・・」となっています。

    クロニクルでは、イグドラシルの予測を超え、増えすぎたデジモンたちを消去するためにXプログラムを
    発動する事となる。 そして、イグドラシルに必要なロイヤルナイツと研究対象となるデジモンのみ新世界(NEWデジタルワールド)へ転送する計画プロジェクトアーク(箱舟計画)が遂行されます。

    ちなみにNEWデジタルワールドというのはホストコンピュータの外にあるため、ホストコンピュータ自体に
    データを蓄積する事のない安全な仮想実験空間であるとのことです。 そしてこのプロジェクトアーク遂行後に、X抗体デジモンが出てきて、2005年のデジタルモンスターゼボリューションの様な話へと繋がります。
    (正確にはクロニクルのストーリーとはまた異なりますが・・)


  • ホメオスタシスについて


    ホメオスタシス=デジタルワールドのセキュリティシステムです。
    小説版では『DWを監視しているという文言』やアニメ版では「私はデジモンワールドの安定を望む物です」 というセリフ出てきたので、DWの世界の安定を保つことを優先に動いているのかと思っていました。

    しかし、どうやらTriのハックモン等の発言から2005年ではDW・人間世界そして他の世界全ての安定を
    管理するために動いているようにも思われます。

    ちなみに、無印・02版のホメオスタシスは『光と闇の均衡を保つことで世界の安定がある』と考えています。(小説版第3巻P228)

    つまり、カイザーや及川等人間がDWで悪いことをしたとしても、全人類を排除するのではなく、
    諸悪の根源にのみ対処することによりバランスを取ることを考えているようです。 (これに関して02第37話のチンロンモンのセリフからも悪を全て取り除くことは出来ないと示唆されています)

    ホメオスタシス的には人間がデジモンと共生する事でおこる闇の脅威
    (カイザー・及川のような非道。 セイバーズの際に描かれたデジモン殲滅作戦や改造実験等々)
    よりも人間がデジモンにもたらす『進化の可能性』の方がトータル的に見た時に安定を保つために、
    今現在は有益だと考えていのだと思います。

    そうでなければ、パートナーを持つ子供が毎年増えるはずはありません。
    もちろんホメオスタシスの意思でどうにかなるものでないのかもしれません。
    ただその場合は、止めるための手段を取っているはずですね。

    ただし、今後人間のもたらす進化の可能性よりも人間の非道の方が世界のバランスを崩すという結論に至った場合は、ホメオスタシスは敵となるのでしょう。 これについては無印版・Tri版共に変わらないと思います。


  • ホメオスタシスの組織図


    1999年と2005年ではホメオスタシスの組織図はどう変わっているのか?
    という点についても気になったので、自分なりのイメージで考えてみました。

    大まかな図はこんな感じかと・・

    1999年版





    ※図を拡大してみたい方はここをクリック



    ・ホメオスタシス
    →デジモンワールドの安定を望む物。デジモンワールドの異変を感知しそれを修復するシステムを
    事前に用意する事を目的としたセキュリティシステム ←無印第37話等より)

    ・四聖獣
    →ホメオスタシス側のデジモンで1999年時点では一番?強いと思われる。
    ただし四方を守護するデジモンのため、行動範囲には制限があると思われる)
    太一達の冒険の際は既にピエモン達に封印されている。
    2000年5-8月の間に太一達の紋章の力によって復活する。

    ・エージェント(ゲンナイ)
    →デジヴァイスや紋章を作った。
    危機対策の為に、アイテムの研究・制作合わせて様々なサポートを行う役割を持っている

    小説版ではホメオスタシスの自律型エージェントという位置づけであるが、 無印でのゲンナイの様子から
    ホメオスタシスの目的やデジタルワールドの細かい点などについては詳しく知らされていないと思われる
    ※ただしこれに関しては、わざとゲンナイが情報を子供達に開示していないだけで本当は全て知っている
    という可能性もある。

    また、小説版第3巻P230では「ゲンナイ達エージェントの1班を使って」と表記されている事から、
    エージェントは、役割ごとに 多数のグループが存在したと推測される)
    このエージェント達は、太一達の冒険の際はピエモンの襲撃によりゲンナイ以外のエージェントは既に
    消滅してしまい自由に行動が出来なくなる。 唯一生き残ったゲンナイ自身も暗黒の種子を埋め込まれている。

    その後、この種子の発動を抑える為、年をとるという方法を使った。
    そのため、1999年時は老人の姿をしており、 2002年では青年の姿をしている。
    ただし2002年時、彼の中の暗黒の種子が消滅しているのか否かは明かされてはいない。

    ・選ばれし子供達
    →デジモン達ではどうしようもなくなった時の最後の修復プログラム。特別部隊?の位置づけかと・・
    これでダメならホメオスタシス側には打つ手はない。最後の希望である。




    2005年版






    ※図を拡大してみたい方はここをクリック

    ・ジエスモン
    →ゲンナイの代わりに光と闇の天秤を正すためにホメオスタシスの命を受け行動している使者。
    選ばれし子供達で止められない場合は戦場に出向く最高戦力と考えられる

    ・四聖獣
    → 5章まで生死不明。西島のパートナーデジモンはバイフーモンだと思われる

    ・エージェント
    →ゲンナイは闇の手に落ちた。他のエージェント達が出ないとなると全て機能しない状態だと考えられる

    ・選ばれし子供達
    →世界のバランスが崩れかけた時に、止めるための対策その1。
    1999年よりも重要性は下がっており、現在は最後の希望ではないと思われる
    悪く言ってしまえば使い捨てのコマ的存在




  • 上記で大まかにまとめてみましたが、やはり気になるのがイグドラシルとホメオスタシスの位置関係ですかね・・

    イグドラシルの方が権限あるならば、リブートをすぐ行えるはずです。 となると
    「ホメオスタシス>イグドラシル」という力関係かとなりますが。。

    実の所、無印ではホメオスタシス自らは神ではないと自ら否定しています(無印37話より)
    自ら神の名を語っているのはイグドラシルの方ですよね。
    これを優先的に考えるなら「ホメオスタシス<イグドラシル」となります。
    しかし、こっちを考えると先ほどの考えと矛盾が生じてしまいます。この力関係に関しては非常に謎です。

    権限が強いと思われるイグドラシルなのに、リブートがイグドラシルでは行えないとするならば、
    リブートを行うにはイグドラシルとホメオスタシス『両方の同意』が無ければ発生できないという事
    なのかもしれません。




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