digimon!

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-1章を見ての予想考察-

遂に!!2015.11.21にデジファンが心待ちにしたデジモンアドベンチャーの続編映画。
デジモンアドベンチャーTri第一章が公開されました。
色々、色々面白いものがデミウルゴス、イデア等の要素が本編に盛り込まれていそうな予感がして、
6章まで見るまでに、様々な方向で予想考察が出来そうです。

正直まだ、第一章の段階までの予想考察ですので、話が進むにつれて、ここにあげる考察が
没説になっていくとは思うのですが、楽しみの一つとして載せてみました。

6章がすべて終了、または仮説が違うと分かった時点で消去する可能性のあるかもしれない、
期間限定公開考察文です。興味があれば是非見ていただければと・・・


  • 『DWと人間界をイデアとデミウルゴスで考える』

    この世は、イデアは真の世界・デミウルゴスはイデア界にある物を真似て作った世界です。
    しかし完全な世界ではなく、不完全な世界。

    何故不完全な世界かと言うと、デミウルゴスと関係のあると思われる、グノーシス主義ではデミウルゴスは悪魔(ヤルダバオート)であり 「悪魔」が作った物だから混沌としている。 つまり悪魔が作った間違った世界(反宇宙的二元論)
    ※ここら辺の理解については、まだ不完全なためざっくりと・・・

    これを考えた時、DWは人間界とどこか似ていると思いました。
    それは人間界のデータが元となっている。 「この世界がお前達の世界に似ていながらどこか変なのはデータが壊れているか、欠落しているから。』
    と言う事ゲンナイの解説から考えると・・・

    デジタルワールドは人間界を元に作った『デミウルゴスの世界』ではないでしょうか?

    もちろん今現在アドベンチャー世界においてDWを作ったとされる人物は出てきていませんので、
    意図して作られたものではありませんけどね。
    しかし、『人間界を真似た世界or似た世界』であり、パートナーデジモンはもう一人の自分。
    いわば『まねて作った世界に存在する自分』と言うことになる気もするのです。
    つまり、DWをデミウルゴスと言うならば、悪の世界・不完全な世界という事にもなるのではないでしょうか?
    ただ、人間界自体もイデアをデミウルゴスが模倣して作った世界なわけですから、『不完全の世界』
    と言うことはある意味、不完全の中に更に不完全な世界が出来ていたという事にも。

    いや、、、もし逆なら。。
    DWがイデアで人間界がデミウルゴスとまさかの可能性もなくはないですね。


  • 0と1の数列に2が入る意味

    キービジュアルのイラストよくよく見ると「01」の文字が隠れています。
    そしてその中に「2」の文字が・・
    これはかなりの方が、キービジュアル公開当初から気付き考察されているかと思うので、少々書いたのを上げるか迷ったのですが あくまでもネタとして、少々思いついた事の候補のうち1点だけまとめてみようと思います。

    「最後の晩餐」ユダの裏切り説


    これは、デミウルゴスやグノーシス主義を調べていた時際の延長線上の仮説ではありますが、デミウルゴス等には、よく旧約聖書・新約聖書の記載が良く出てくるんです。
    そして、キリスト教の聖書とデジモンアドベンチャーと言えば・・・『「666」ヨハネの黙示録』でしたね。そこでその方面で2に関連する何かを見つけ出そうと。
    そこでふと思い出したのが、最後の晩餐。

    あれに描かれている人数が、12人だったら・・と思ったんですが、、、残念。。ユダを含め『13人』でした。
    ??しかし、この絵の主役イエスを抜かすとちょうど、、、『12人』彼らは、イエスの弟子だそうです。。
    この段階で、0と1のなかに隠れてる2の意味は12(012)で『「最後の晩餐」関連の何か』を示すのではないか?と思いました。
    ただ、これだけでは、まだ説得力に欠ける部分がありますね。
    では、この12の補足説明に移ります。
    実は、この絵自体は、『キリスト教の聖書に登場するイエス・キリストの最後の晩餐の情景』をモデルに描いているのです。

    その聖書の文の内容は・・・「ヨハネによる福音書13章21節より、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時の情景」

    そう!!
    ここでヨハネが出てくるんです!!!そして、『21節』『12人』
      デジモン関連で使われたと確信できる用語と「2」の関連が揃うとなかなかハマらなかったパズルのピースがやっとハマった瞬間の感覚に似た感覚でくぅ~~~~(>w<)って なりました!!

    以上の事を元に「12人」(イエスを含め13人)というキーワードでデジモン関連を考えて見た時、パッと思いついたのが 選ばれし子供の数(世界中の選ばれし子供達や02次元での秋山遼を除く)
    太一、ヤマト、空、光子郎、ミミ、丈、タケル、ヒカリ、大輔、京、伊織、賢。
    これで12人。しかし、一応太一をイエスとした場合一人足りません。。
    ここで「はっ!!!」となった方もいるかと思います。

    そう、、、今回新しく登場した選ばれし子供「望月芽心」これで太一を抜いて、『12人』

    さぁ、ただ、問題になってくるのが、この2のモデルが最後の晩餐だった場合・・・
    この中に1人裏切者、ユダがいるんですよね。。
    絶対今までの選ばれし子供なはずがないので、そうなると裏切者というか、敵の可能性があるのは芽心なんですよね。
    そして、裏切者のユダも12番目の使徒(最後の使徒)でした。
    本編の内容的にまだ芽心並びにメイク―モンが最終的に敵なのか味方なのかははっきりしないし、最後の晩餐の様な裏切者なんていないかもしれません。
    逆に選んではいけない未来を教えに来た、太一と何か関係ある人物なのかもしれません。


  • 『感染デジモンは本当にデジモンなのか??』

    イデアとデミウルゴス等の話を見ていると目の前に見えているもの聞いてる情報が
    全部『正しい』という考えは安易にしない方がいいと考えるようになりました。

    デジモンの形をしている(見えている)から、あの世界の人間・そして視聴者もあれを
    『デジモン』だと認識していますが、 デジモンではないものが、実は『デジモンの姿をしているだけの未知の生命体』という考えも捨てきれないのではないでしょうか? クワガーモンを倒した時等の様子で時空のゲートにデータの粒子とは異なるような状態で上がっていってるようにも見えました。
    そこで、クワガーモンもアルファモンも実は『同じ個体』でメタモルモン(マンガ版デジモンアドベンチャーVテイマー01の読み切り版に出てくるデジモン)の様な能力を持っているのではないかと思いました。

    つまり、戦った相手(デジモン?)の能力などをコピーすることが出来、その経験こそが今回の敵の能力。
    自らの経験で力を増大し進化することが出来る。『DWと現実世界以外の生物

    そうなると、クワガーモンが横から連れ去られた意図も分かる気がします。
    つまり、本物のアルファモン(DWのどこかにいる)がクワガーモンを連れ去りDWで戦う。
    その際感染デジはアルファモンの能力をコピー。逃げるかやられるふりをして、離脱。
    その後アルファモンの姿として現実世界に現れる。(かなりこじつけですが・・)

    ちなみにハックモン。。これが謎ですね。ハックモンは感染デジみたいな出現や消え方をします。
    これはハックモン=敵?なのか?と言うことも謎です。
    ただ、ジエスモンでいうなら「デジタルワールド各地に起こる異変や混沌の兆しを感知する能力を備え、どのロイヤルナイツよりもイチ早く駆けつける」と言うこともあるので、今の状況を終息させるために色々動いているのかもしれませんね。

    議題とは別件ですが、ハックモンとメイク―モンの関係性が若干気になってます。
    劇中に瞬間的に出てくる際若干シルエットが似てる気がするんです。
    (全然違う!!と思われる方が多いと思いますが、、あくまで主観です。。。)

    で、名前もハック(89)メイク―(59)※メイ=暦の英語読みMayから
    と「数字」になりますし(強引に・・・)彼ら2体の関係性もちょっと気になるところです。

    個人的にハックモンと進化系統は大好きなので、 映画で出てきた際にはかなり嬉しかったですねvv
    ハックモンのバトルシーンも見て見たい所です(>w<)


  • 『本当に感染デジモンの方が成熟期のグレイモンより強いのか??』

    これは、2回目を見ている時に思ったことですが、それぞれが、それぞれに悩み・考えていると言うことで、特に太一や丈については色濃く描かれていた1章でした。

    太一に関しては、「何かを見失っている」そうです。(Febri Vol.32 P16柿川優子×広田光毅/綾奈ゆにこ/鈴木貴昭/中西やすひろ 脚本家座談会より)

    そんな太一が小5の時の様に何の迷いもなく、自分たちの力を信じてた頃の心のままでしょうか?
    ダークマスターズ編で、ピッコロモンが「確かに人数は揃ったッピ、だがそれだけではまだ勝てないッピ」と言ったことから、同じレベルのデジモンであっても、『子供達の心の成長によって』デジモンの力は左右されてしまうという事もあるのではないでしょうか?
    心の成長がデジモン達の進化の強さとして現れるのであれば、『感染デジモンが強いのではなく、太一達の失ったものによりグレイモン達が弱くなっている』 のではないか??とも考察できます。


  • 『太一が失ったもの』そして、それを取り戻した時・・・

    以前から疑問に思ってて、初めて第1章を見終わった時、、やっぱり疑問になりました。

    『太一はいつゴーグルを、自らの意思を持って頭に付けるのだろうか?』

    と・・本編を見る前は、仮にゴーグルが小5時のままのゴーグルだったら、サイズの問題で頭に付けられない。 という結論があるのかと思いましたが、ゴーグルは光子郎が開発したアイテム。
    つまり新しいモノです。(これが子供用でしたってのはなさそうですよね)

    そうなると、頭に付けることも可能と言うことです。
    昔の太一なら頭に付けるはずですが、、

    そんな時、この上の仮説『本当に感染~』でも少々触れましたが、
    太一の「見失ったもの」が頭をよぎりました。

    太一の見失ったもの。それは彼のもっとも素晴らしい個性『勇気』ではないでしょうか?

    勇気とは『何物も恐れない強い心」です。
    これを太一置き換えてみた勇気の意味とは

    『誰かを守る為に、恐怖(敵)に立ち向かっていく心』

    だと思います。 この意味は、紋章が初めて発動した時が真の紋章の意味に気付いた時だと思うので、
    第20話の高圧電流の流れる壁にてのシーンが一番太一の勇気を表していると思います。
    あの時、大切な仲間空を助けるのに必死でした。
    しかし、いざ目的の壁の前に来た太一は『死の恐怖』から、壁を触ることが出来ないんですね。
    それでも、「ボクが先にいくよ」というアグモンを静止 をかけて壁に挑む。
    そして、見事『死の恐怖』を乗り越え隠し通路を見つけ出すことが出来たのです。

    この時のセリフが

    「待ってくれアグモンこの壁の向こうには、俺の大切なものがあるんだ」
    「俺があの時失ってしまった、何か大切なものがあるような気がするんだ」

    20話のセリフのあの時はスカルグレイモンに進化させてしまった時ですね。
    空(仲間)を助けるために死の恐怖に立ち向かったわけです。

    じゃぁ、triの太一を考えてみましょう。
    本編のセリフの中に「怖いんだ」と言うセリフがありました。

    そう、、太一は自分達が戦う事で出てしまう被害や、大人になったからこそより感じてしまった
    デジモンの力の恐怖、自らの死への恐怖。

    そう考えると、太一が見失ってる物、失ってしまった何かと言うのはやはり『勇気』だと思います。
    勿論、そういう恐怖を一時的に1章のラストでは、乗り越えたようですが、完全ではありませんでしたね。

    ここで若干脱線して、他の子供達も触れてみましょう。
    丈は確実に悩んでます、更に勉強勉強で中学時よりも余裕が無くなってる印象もありました。
    紋章の誠実さ小学時代の初期の心に戻ってしまっていたら・・

    ヤマトは、逆に友情に熱い男になっています。昔の様に自分の個性を否定したりはしていません。
    つまり、別に素晴らしい個性を失ってないのではないか?と思うのです。
    しかし、友情と言うのは自分1人だけでは成り立たない紋章だと個人的には思います。
    友情はお互いがお互いに友だと心の底から想い通じ合ってこそ、真の友情であって、
    どちらかが思っているだけでは、ただの片思い。
    そのことによって、ヤマトにも「皆変わってくのかな?」と言うセリフが出てきました。
    相手の心情が変わることで、無くなってしまうかもしれない相手との友情への恐怖。
    があるのかもしれません。

    その他のメンバーは、、、今の所、、なにを失ってるかは分かりませんね。
    ミミは昔の様にワガママすぎてはいないし、光子郎は昔にもまして知識人。
    空は母親との和解も済んでるわけですので自分の紋章への否定と言う線は薄い。
    タケルもヒカリも今は悩みと言う悩みは見えませんね。
    2章の主役はミミと丈ですので、ミミについての悩みや失ったものが分かるかもしれません。

    さて、ここまで考えて、太一達選ばれし子供達が仮に失ったものが
    『自分のもっともすばらしい個性』だった場合。 ある事を思い出しました。

    そう、、、1999年の8月1日のあの夏のデジタルワールドの冒険は、当時の4年前の事件である
    『光が丘爆弾テロ事件』時に採取された、 彼らそれぞれの『元々持っていた自分らしさを(もっとも素晴らしい個性)を再発見する旅』でもあったのです。(デジモンアドベンチャー第45話より)

    それを考えると、triでは1度再発見できたそれぞれの自分らしさを、再度違う形を通して取り戻していく(再発見)していくストーリーでもあるのではないか??と思いました。


    そして、最後に、、冒頭で取り上げたゴーグルの疑問について、、、

    あのゴーグルは『勇気の証』

    そう、、太一の無くしてしまっている『勇気』を取り戻した時にこそ、

    『自らの意思を持って頭に付ける』だと思ったのです。
    個人的には第6章の最終決戦あたりだと、かなり胸アツですが・・www


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