-サーバとサーバ大陸-
デジモンに登場した地名やセリフ。所々にPC用語が組み込まれているのはもう皆さんもご存知ですよね
例えばアポカリモンが超えてきた火の壁、あれはファイアウォールというPCをウィルスから守る用語の事だったとか。
他にも初歩的ですが、ファイル島=ファイル。サーバ大陸=サーバ。と言った感じです。アニメ以外でもPC用語が大陸になってるのもいくつかありますね!!
(フォルダ大陸、www大陸、ディレクトリ大陸)
子供の頃にはただの『デジモン用語』でしかなかった名前が、大人になってモデルとなったものを発見し、
仕組みを知った時、更に作品が楽しくなる!!ってのがデジモンの魅力の一つかなと思います。
さて、その中でも、無印に登場するサーバ大陸ですが、近年HPを作成するうえでサーバの種類や用途を知るうちに、
サーバ大陸はサーバという名前だけではなく、登場する場所(ヴァンデモンの城のゲート等)によっては、サーバ自体の機能も実際に
『具現化したもの』のではないか??という仮説が浮かんできました…
そこで試にどのサーバの仕組みがアニメで登場しているのか考えてみました。
※詳しいサーバ解説については、検索してもらえれば出てくると思うので、サーバの機能と照らし合わせながら
読んでもらえるとわかりやすいかもです…
-
『ヴァンデモンの城のゲートシステムについて』
まず、1つ目の具現化説はヴァンデモンの城のゲートです。
これが一番簡単??かもですね~
何を隠そうこのサーバ具現化の仮説を思いつくきっかけになったのがこのゲートなので・・・
ヴァンデモンの城にあったゲートですが、あれは『FTPサーバ』の具現化だと思います。
FTPとは『ファイル転送』に使用するものなんです。
HPとか作ってる人はFFFTP等を通して (もしかしたら直接コマンド打って)自分のPCにあるファイルを自分のHP(webサーバー)に アップロード(逆に自分のPCにDL)してるかと思うんです。この際ユーザー名とPW入力するかと思います。
転送できてユーザー名と『PW』が必要。そして、サーバと考えるとFTPサーバの具現化が有力かと…
もちろんユーザー名とPWが違ければ転送できませんし、仮に適当にうってあっていたとしても目的の場所とは違う場所に転送されてしまいます。
これは、HP作成を勉強してた3年前くらいに気づいたことだったので、HP作ってる方は既に気づいている人も多いかもですね・・
-
エテモンのネットワーク[-機能の概要-]
さて、1つ目は結構簡単に具現化元が発見できました!!(まぁ、、あくまでも仮説ですけど・・)
そこで、次は『エテモンのネットワークとナノモンのピラミッド』の事について考えていきたいと思います。
ただ、これがヴァンデモンのゲートほど一筋縄ではいかないので、まず最初に要点をまとめておきます。
① エテモンのネットワーク機能にて、選ばれし子供たちの位置を特定できる(ホストコンピュータのナノモン自身の修復が完成してしまったために、実際は正常に働かなかったが・・)
② ナノモンは光子郎がエテモンのネットワークに繋いだ際メールを送ってきた。(第19話より)
③ 光子郎がナノモンのアドレス(NNm@nnia.mstr.com)を見て
「さっきのメールのアドレス、つまりメールを出したコンピュータの場所は・・あそこです。
そこは、僕がよく見に行っていたインターネットのHPのある場所です」
(▽デジモンアドベンチャー.第19話「迷宮のナノモン!」の光子郎のセリフより)
④ 3の光子郎のセリフのシーンにより、エテモンのネットワークの構造自体は現実世界の ネットワーク構造が具現化しているということが分かる。
という感じです。 ここで、ナノモンのいるピラミッドに関してですが、②のメールが送れる点から、メール機能の使える「メールサーバ」 ③のHPのある場所とのセリフから「Webサーバ」との関連があることが分かります。結果、このどちらか、もしくは両方が具現化しているのではないか??と思われます。
-
エテモンのネットワーク[-居場所検知システムについて-仮説1]
さて、ここからは、Webサーバ・メールサーバを主軸として、『選ばれし子供達を探知する仕組み』を考えていきたいと思います。
これに関して、考えられるのはHPやメール等の「URL(ドメイン)説」が浮上しました。
通常HPを表示する際直接URL(http://www.~.co.jp)を打つことで目的のHPを表示してくれます。つまり、URLによりこの世界のどこかにある目的のページに飛んでくれる(場所を特定できる)ということではないでしょうか?
※ドメイン名に関してはインターネット上の「場所」を表しますので、場所を特定するという意味では関連がありそうな気もします。 ③の光子郎がナノモンのアドレスをHPのある場所と特定したのは、「NNm@nnia.mstr.com」が光子郎のよく行っていた直接のHPアドレスなのではなく、@以降のアドレスがドメイン名(場所を表す部分)なので、その部分が光子郎のよく行くHPのドメイン名と一致していたということだと思います。仮にナノモンのアドレス=光子郎の行くHPの直接のアドレスであれば、メールが届いた時点で気づくはずですもんね・・
これをアニメシーンでイメージすると、エテモンの選ばれし子供達を表示する機械がブラウザ(IEやFirefox、Google Chrome等)で、そこに選ばれし子供のURL(http://www.~) を打つ。すると、子供たちの場所のページが開く代わりに位置が表示されるような仕組み。
メールサーバで考えた場合は、子供達にメールを送り届いた場所がエテモンのブラウザに表示されるという仕組みです。
ただ、一つの問題としてドメイン名があげられます。ドメイン名は場所を示すものだと先ほど説明しましたが、仮に「@nnia.mstr.com」がナノモン自身の位置を示すものであれば移動しても繋げます。 しかしこのドメインが検知対象者ではなくその場所ごと(ナノモンなら現在いるピラミッドの方がドメイン名)を示しているのであれば、 ナノモンが移動してしまうとナノモンを追うことは不可能です。
このページURLでいうなら現在「http://digitalnewgate000.web.fc2.com/ad_sa-batairiku.html」ですが 「http://digitalnewgate000.web.fc3.com/02_sa-batairiku.html」と同じファイルであってもファイル名や場所を変えてしまえば、つなげられなくなってしまいますよね。
これをもとに太一達の場合を考えると、ドメイン名が太一自身を表す「@taiti.com」となっていれば、場所=太一という事で移動後も追えます。しかし、 「taiti」はホスト名で場所を表すドメイン名は「koromon.com(コロモンの村)」「pikkoromon.com(ピッコロモンの結界の中)」と場所によって変化するならば、 その先々で「taiti.koromon.com」「taiti.pikkoromon.com」変化し追えないのでは?という問題点が出てきました。(ただ単に、URLが変わっても追える方法を自分が知らないだけかもしれませんが・・)
そうなると。「移動場所をリアルタイムで検知する」という意味では②③の話がなければWebサーバや メールサーバ関連を無視して「WebMAPサーバとGPS機能(位置情報サーバ)」によって検知しているという仮説も考えられます。その他諸々・・・
-
エテモンのネットワーク[-居場所検知システムについて-仮説2]
さて、仮説1で考えてみた説を問題点も踏まえて、色々考えていくうちに、最終的な結論として場所を特定する機能は『IPアドレス(固定)』ではないかということに気づきました。
IPアドレスというのは『パソコンやネットワーク機器などに1つ1つ分かりやすいように付けられた識別番号』です。電話番号や住所のようなもの。という風にも解説されており、世界で同じ番号が重複することはないそうです。そして、先ほどの仮説のURL説に関してIPアドレスはとても密接に関係してきます。
何故かと言いますと、HPアドレスを開くにも、メールを送るにもIPアドレスが必須になってくるからです。
※少し上げたGPS機能もIPアドレスが必要です
実はHPを見る際アドレスを入れれば簡単に見れると思いきや、様々なサーバが経由して表示されるのです。
最終的にHPを見る際はWEBサーバからデータを取得するのですが、流れとして「ブラウザで入力→WEBサーバ→目的のページ表示(※1の図)」とURLを入力することで直接目的のページに行けるわけではありません。
実はその間に「DNSサーバ」というものが入ってきます。
このDNSサーバはどんな役割をしているかというと「送信されたURLに該当するIPアドレスを検索する」役割なんです。直で表示されてると思いきやPC内ではURLがIPアドレスに一度変換されて検索されてたんですね~
流れとしては『ブラウザで入力→DNSサーバ(URLをIPアドレスに変換)→ブラウザ(IPアドレスが分かる)→WEBサーバ→目的のページ表示(※2の図)』となります。ちなみに、メールに関しては『メールサーバ→送信者へ』ではなく『メールサーバ→DNSサーバでIPアドレス検索→送信者へ』となります。(ホントは間にSMTPサーバやPOPサーバというものも絡みますが省きます)
また、先ほどあげた問題点。こちらは限定的ではありますが大陸自体が1つのプロバイダで管理されており、IPアドレスが固定されているのであれば、アドレスは変化しないので移動しても子供達を検知できるかと思います。このように、位置を特定する大元は『IPアドレス』ということになりそうです。(まぁ、もっと突き詰めて考えれば、移動検知という意味では問題点が出てくるかもしれませんが…)
-ここまでのまとめ-
さて、一旦ここでをまとめてみると…
1. 太一達もしくはデジヴァイスにIPアドレスがついている。
2-1. 【Webサーバで検知の場合】→エテモンの持つブラウザにURL等を入力し位置の検索をかける
→ナノモンのピラミッド内のDNSサーバによりIPアドレスを取得、位置を 表示する
2-2.【メールサーバで検知の場合】→アドレスを入力し子供たちに送る→DNSサーバにより IPアドレス取得→その後届いた位置が子供たちの位置(ただし子供たち自身はメールが送られていることは検知できません)
したがって、エテモンのネットワークとナノモンのピラミッドでは「Webサーバ」「メールサーバ」「DNSサーバ」のシステムが具現化されている可能性があります。同じドメイン(場所)に複数のサーバを作ることは可能ですのでピラミッドは複数のサーバの具現化したものと考えられそうです。
なお、IPアドレスについては元々子供達(デジヴァイス)についているのか、サーバ大陸についた際につけられたのかは不明です。後者の場合はDHCPサーバも具現化していると考えられますね。
そして、完全体進化可能後仲間の位置を検知できるデジヴァイス機能についてもIPアドレスなどの位置検知システムとの関連もありそうですね。
-
エテモンのネットワーク[-居場所特定システムについて仮説+α-]
さて、ここまではWebサーバとメールサーバで太一達の位置検知を考えてきましたが、 別の可能性も書いておきたいと思います。それはナノモンのアドレスにあった「NNm」から・・
試に検索してみたら、機能も名前もドンピシャなのがあったのです!「Network Node Manager」これはネットワークやネットワーク機器を管理するソリューション(ネットワーク管理ソフトウェア)です。
機能について残念ながら、今の段階では完全理解は不可能ですが、機能の一部である「ノードの自動検出→自動的にマップを作成」これは エテモンのネットワークそっくりではないか???と。
(参考リンク先)『「NEC ウェブサイト」 (WebSAM Network Node Manager - 特長・機能より)』
このケースから考えると、ピラミッド自体はサーバではなく「NNmというソフト」が具現化したのか、 ピラミッド自体は複数の機能を持つサーバで、ナノモンがNNmのソフトの具現化体(無印アニメのみ)かもしれないですね。
ちなみに、ノードというのは、「PC、ルーター、サーバ」を意味します。推測ではありますが、 ノードの自動検出するためには、PCに付いてるIPアドレスによって認識、識別されていると思います。
つまり、どちらにしてもノード自動検出でマップを作った場合でもIPアドレスが使わている可能性が高いので、子供たちにIPアドレスが付与されるという説は有力になりそうですね・・・
ということでエテモンのネットワークに関してはこんな感じかと…
-
その他【ベーダモンの宇宙とテンプ湖】
では、最後に他の場所についても、この場所はこの機能かな??というものを見ていくことにします。
-ベーダモンの宇宙と仮想サーバ-
ベーダモンの宇宙について・・・これは実際のDWの空間と時間の流れが違うのではないか??
と思わせる空間でしたね。仮にDWと違う別空間ということを考えてみた場合。あの空間は仮想サーバの中の一部ではないかと考えました。
仮想化とは「実際に存在しないものを存在するように見せる」という意味です。仮想サーバというのは1台のサーバの中に複数のサーバ(世界)を作ることができます。
さすがに時間の流れ方が違うという点は証明できませんが・・仮想空間という事ならこのサーバが具現化している可能性も考えられますね!!(実際はただのDWの地下空間だったのかもしれませんけど・・)
時間の流れが違う点でいえばピッコロモンの結界空間も仮想サーバの中の空間だったのかもしれないですね~
-テンプ湖とテンプレート-
最後はテンプ湖これは、サーバではないのですが、テンプという点から添付ファイルorテンプレートのどちらかかと思われます。ただ、今回はテンプレートを推してみます。
テンプレート(template)とは何かを作る時のもとになる定型的なデータやファイルの事らしいです。
「同じものを複製する時」に利用される時の便利プログラムの意味もあるそうです。
ゲンナイの隠れ家には、様々なものがありました。そして、ヴァンデモンが持っていたゲートカードまで存在していました!
ある意味ゲンナイの隠れ家のテンプ湖は各地にあるDWの物、特に定型的なデータやファイル。がおさめられている場所なのではないか?とも考えられます。
まぁ、ゲートカードについては、元々エージェントがゲートを管理していたから持っているのは当然だって事にもなるんですが、今回は置いておきます。もちろんこれだけではちょっと強引かなと思うのですが・・・
実はゲンナイの家にあった掛け軸。これがテンプレートを推すもう一つの理由です。
第28話でのゲンナイの家の掛け軸には「○△□」が書いていました。 この意味ってなんだろう??ってずっと気になっていたんですが、テンプ湖=テンプレートな場合、ある繋がりがあったのです。
PC用語ではありませんが、テンプレートと検索すると、四角や円などがくりぬいてある定規板も「テンプレート」というんです!!そう、この○△□は 「テンプレート定規」を意味していたのではないか??と。。
そして、テンプ湖を英語に直すと[templake ]テンプレートは[template] kとtの一文字違いなのです!!
更に、lateだけで意味を検索すると「予定より遅い・遅れた」「開花などが遅れている」という意味です。
ここでポイントとなるのはゲンナイがなぜテンプ湖にいたのか?ということです。これは小説版デジモンアドベンチャーに記載されていることですが、ゲンナイはピエモンによって暗黒球を埋め込まれてしまっています。 これはのちに暗黒の種と呼ばれるものであり、その種の発動を抑える為に「年を取ること」にたどり着きました。02ではこの種から芽が出て暗黒の花が咲きます。発動を抑える=発動を遅らせる、開花を遅らせるという遅れるという意味で考えるなら「late」との関連性が出てきます。そして、そのまま発音(レイクとレイト)とスペルの似ている湖をあててテンプ湖になったのでは?という。(まぁ、、これはちょっと無理がありますかね・・ネタという事で‥)
そんなわけでサーバ大陸と実際のサーバの機能(その他)を関連付けてみると意外と面白い仮説が思いつきました!!
他にもファイル島や第5話の工場の謎。
02での世界とPC関連の具現化部分やゲートを開くポイントを指定し開く機能についてはまだまだ解明途中ですが(←これこそ、URLで指定してるのかな?)今回はこれにて終了です。
しかしながら、、もう少しサーバ機能について詳しくなりたいものです(ι゜ー゜))