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-デジモン達が消える理由と18年後の未来
(THE BEGINNING設定編)‐


さて、ラスエボ・THE BEGINNINGと公開されたわけですが、一番のキーポイントと気になったのが、
「大人になったらデジモンと別れなければならない」という点です。 この点については、非常に謎が深いですね。

そんなわけで、今回は「消えてしまう理由はメノアの言ったことが事実なのか?」
「消えてしまったデジモン達が2028年までにどうやって戻ってきて02のラストへとつながるのか?」という点について考えていきます。

※なお、今回のデジモン達が消える理由の考察について【全てが初期の設定どおりではない】という点も考慮に入れつつ、 新旧のあらゆる可能性の設定を織り交ぜながら考察をしております。
文中では当時の設定を基にする場合【旧設定】と表記させていただき、内容も記載していきます。



仮説4:精神的特質の変化とデジヴァイス

さて、2020年から3年後の2023年に公開されたTHE BEGINNING劇中では、アグモンと太一達のその後について、 特にスポットが当たることはありませんでした。そのため現状この問題の原因や解決方法はまだ分かっていません。
とはいえ、「ラスエボの大人になるとパートナーと別れてしまう設定について」もやはり、気になる所ですよね。

ただ、こちらについて、劇中では直接触れられたわけではないのですが、THE BEGINNINGで新たに追加された設定とD-3(デジヴァイス)の消失の出来事も併せて考えた時、 「なぜ、アグモンたちが消えてしまったのか?」の新たな仮説が出来たので、消えてしまった理由の可能性を考えてみたいと思います。

なお、アグモンたちが消滅した事案に関して「ウッコモンとルイ」の願いや過去の出来事が関係しているか否か?によって、可能性が変わってくるので 「関係ある場合」「関係ない場合」それぞれで見ていきたいと思います。

  • -原因がルイ・ウッコモンと関係ない場合-


    さて、普通なら「関係ある場合」から先に書いていくのが、スムーズなのですが、個人的に、関係ない可能性の仮説が有力と考えているため、先に 関係ない説から書いていきたいと思います。

    ※捕捉:こちらの説を読むに際して、「デジヴァイス消失による影響(クリック)」と「クラウドとダークタワー(進化に関する原理考察:クリック)」 を読んでからですと、より分かりやすいかもしれません。

    この説はラスエボ公開時から考えていた考察の可能性
    1章 形成維持と知覚の影響(クリック)」 「2章 進化の阻害(クリック)
    もありつつ、 今回のビギニングで発生した「D-3(デイヴァイス)の消滅」や「デジヴァイスが枷」というワードが出たことにより、ある1つの可能性も出てきました。

    その説というのが、「アグモン達が太一達の前から姿を消すことになったのはデジヴァイスが原因だった」=今回D-3(デジヴァイス)が消滅したことで、消滅原因が無くなり、アグモン達と太一達は再び出会えた。のではないか?と。

    デジヴァイスが原因」と唐突に書いてしまったのですが、根本的原因というのが、 「子供達それぞれが持ってる精神的特質」と「紋章などにあるリミッター機能」だったのではないかと考えます。
    この2つの機能は、別考察(クリック)にて記載していますが、「デジヴァイス」を作成したのは一応
    「ホメオスタシスとゲンナイ達エージェント」となっているんですよね。

    そして、「デジヴァイスは子供達の心の動きをパートナーデジモンに伝える伝達装置」であり 「紋章は増幅機であると共に、子供達の精神的特質に背くような邪な気持ちが働いた場合は逆にリミッターとして働く」という機能がありました。

    さて、仮にこの精神的特質というものが、「人が成長する(大人になる)事で変化していった場合」
    そして、逆に「デジヴァイスや紋章自体のデータは子供の頃の精神的特質のデータのまま、変わらなかった場合」 ・・と考えていった時、ある説が思い浮かびました。

    というのが、太一達の精神的特質は、当時(子供の頃)スキャニングしていたデータな為、成長し大人に近づくことで少しずつ、太一達が子供の頃に持っていた精神的特質からは少し離れた変化をしていった。
    これがある一定の段階の変化で、デジヴァイス(紋章)が今の太一達と子供の頃の太一達の精神的特質を
    同じ人物として識別できなくなった可能性はないか?と =同じ太一なのにデジヴァイス上では同じ太一として認識できなくなっている。

    その時点でデジヴァイス(紋章)に施されている「精神的特質に合わせて正しく進化させる機能」や「リミッター機能」に何らかの誤作動が発生し、 上手く太一達の心の動きをアグモンたちに伝達できず、関係性を維持できなくなったのではないか? ごく単純だが、こういった変化(子供たち自身の心の進化)が原因で、デジヴァイス内にエラーが発生し、『本来双方を伝達する機能が逆に、繋がりを分断させる結果になってしまった』 (デジヴァイスの誤作動で繋がりを切られてしまったため)という可能性はあるかもしれないと・・。

    デジヴァイス誕生前からあった、デジモンと人間の間の特殊な繋がりまで、デジヴァイスの影響でなくなってしまう可能性が確実かは不明ですが、 1995年に偶然にもホメオスタシスが人間の持つ「精神的特質」を発見し、その後その「精神的特質」を上手く活かして、デジタルワールドの危機を回避してきました。
    その為、まさか「人間達が持つ精神的特質がその後変化する事」などはあの時点で予想もできなかったはずですし、 この時点で「大人」と「子供」を比較するための、データはサンプリングしていなかったはずです。
    つまり、そういった「当初予測できなかった変化」と「本来はデジヴァイスやデジモンが悪用されない為に設定していたリミッター機能」が 予期せぬ結果を引き起こしたのかもしれません。

    ちなみに、この説を起点に考えると、ラスエボでのネバーランド空間であれば、デジモンとお別れすることがないという仕組みについては、 選ばれし子供達を子供のままのデータにすることで、「精神的特質を子供の頃のまま維持・変化することを防止できる」=精神的特質が変化しないことで、 デジヴァイスのエラーは生じないから、お別れを回避できる。という仕組みであれば辻褄が合うとも思われます。
    全ては、子供たちが持つ精神的特質の変化(進化)が発端。

    そして、大人になった太一達の精神的特質を受けて進化した姿こそが、ラスエボでの「アグモン -勇気の絆-」「ガブモン -友情の絆-」だったのかもしれません。
    また、勇気の絆・友情の絆へと進化する際にデジヴァイスにヒビが入る描写があるのですが、



    これは太一達の現在の精神的特質がデジヴァイスの補正機能やリミッターの壁を越えたためにデジヴァイスにヒビが入り、ヒビが入ったことで、 現在の太一達の精神的特質がパートナーへと伝達され、あの姿が実現したのかとも考えられなくもありません。 デジヴァイスが無くなった場合、状況に応じて進化先が変化する・・
    まさに無限の可能性を示唆する、第一歩の進化だったのかもしれませんね・・・
    デジヴァイス消失による影響(クリック))。

    そんなわけで、冒頭の結論の話に戻りますが、仮にこの説が正しいとすれば、THE BEGINNINGのラストにデジヴァイス(D-3)自体が消滅した =あの時点でデジヴァイス自体のエラー自体も無くなり、太一とアグモンの繋がりが正常に戻ったことで、解決した(再会できた)のではないかと・・
    実は、これがTHE BEGINNING終了後の個人的な初見の印象でした。
    ※なお、原因がデジヴァイスにあった為、別仮説の「進化を阻害する者(地球外からの敵)説(クリック)」 でも デジヴァイスが消えたことで戻ってくることになりますね

    これでもし、第2弾のオーディオドラマで、ヒカリとタケルの話から「アグモンが戻ってきた」というセリフがあれば完ぺきでしたね・・・

    さて・・真相やいかに・・・


  • -原因がルイ・ウッコモンと関係ある場合-


    さて、 THE BEGINNINGのルイとウッコモンの話している内容が正しいとすれば、デジモンと現実世界の子供と特殊な繋がりをもつデジモンが生まれていく というきっかけを作ったのはウッコモンの力
    (厳密にはウッコモンの願いを大いなるものの力で実現させた)の影響であるという事でした。
    しかし、増やしている一方で、子供達とデジモンの別れが発生しています。
    これはどういうことなのか?そしてこの相反するとも思われる現象が、全てルイとウッコモンが発端で起こっていたら?と考えてみた時、ある事が頭を過りました。

    というのは、まず、ルイ・ウッコモン目線での過去の真実は、
    世界中にデジモンとパートナー関係を持つ子供が増えることになったのはルイがウッコモンに願った
    「世界中の人とお友達になりたい」という願いを、 ウッコモンの独自の解釈で「世界中に自分達と同じような人間とデジモン達を増やす」ということで具現化し現在進行で進んでいるんですよね。
    恐らくウッコモンの中での友達の解釈というのが、『自分達と同じような存在であることが大事』と考えていると思われるので、 「同じような存在」という点を起点として考えた場合、
    『ルイとウッコモンの間に、別れが発生したので、他の選ばれし子供達も同じように別れが発生する未来になった のではないか?』という1つの説が浮かびました。

    実質ルイの前から消えたのだとすれば、 デジヴァイスを手にしてから〇年経ったら、ルイ達と同じように
    「別れ」が来るという周期がウッコモン消滅時に追加された。
    だから、選ばれた(デジヴァイスを手にした)人から順にルイとウッコモンと同じようにデジモンとの別れがやってくるのではないかと。

    ただ、この時点で既に矛盾が思い浮かんだ方もいると思いますが、各子供たちの詳細な選ばれた時期を考えてみた所、 ラスエボに登場したメノアとモルフォモンの事象により可能性は低くなってしまいましたね。

    下記のように、各選ばれし子供達の、デジヴァイスを手にした時期とお別れの時系列を簡単にまとめてみましたが、メノアとモルフォモンの別れの事象は2002年だったと考えられます。


    そして、ルイとウッコモンの別れは、ディアボロモンの逆襲の映像がTVで流れているので(2003年3月25日以降)の出来事と考えられます。
    と、すると、メノアはルイとウッコモンの別れの時期より先に起こっているということになるんですよね。
    また、他にも、「ウォレスの存在」や太一達も簡易的に時系列まとめをしてみたのですが、共通点や関連性は、当てはまりません。

    また、その考えだと2000年に選ばれた賢の元から既にワームモンがいなくなる(他の海外の子供達もまた然り)とも考えられます。
    そう考えると、現時点では上記で述べたこと以外ルイとウッコモンの影響でお別れが起きたという可能性の説が思いつかないため、 結論的には「ラスエボのお別れの事象」と「ルイとウッコモン」の関連性は非常に低いと推察されます。




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