digimon!

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-デジモン達が消える理由と18年後の未来‐

さて、ラスエボ公開されたわけですが、一番のキーポイントと気になったのが、 「大人になったらデジモンと
別れなければならない」という点です。 この点については、非常に謎が深いですね。

そんなわけで、今回は「消えてしまう理由はメノアの言ったことが事実なのか?」 「消えてしまったデジモン達が2028年までにどうやって戻ってきて02のラストへとつながるのか?」という点について考えていきます。

きっと田口監督や制作陣が構想している2028年までの未来が既にあると 思うので、
いつか『田口監督の考える未来』 が何かの形で知れたらいいなと思いながら考察していきます。

※なお、今回のラスエボの考察について【全てが初期の設定どおりではない】という点も考慮に入れつつ、
新旧のあらゆる可能性の設定を織り交ぜながら考察をしております。
文中では当時の設定を基にする場合【旧設定】と表記させていただき、内容も記載していきます。



第1章:見えていないだけ(デジモンの形成維持と知覚の影響)

初っ端から、ずいぶん拍子抜けなタイトル理由だな。と思われると思います。

まず消えてしまう理由としては、メノアが制作サイドの代弁者であることは間違いないとし、 デジモンが
消えてしまう要因は「大人になり、無限の可能性と成長を両立できなくなったから」とします。
これが100%正しいなら、エネルギーがなくなった結果、最終的に子供たちはデジモンを進化させることが
出来なくなってしまうのでしょう。
でも、ここで「進化させられない」というだけでパートナー関係が解消されるのはなぜ?と疑問が生じませんか?

その点に注目しながら考えていった時に、子供たちのエネルギーは「進化の時以外にも使われている」のでは?
と思ったのです。 例えばそのエネルギー自体が、もう一人の自分の姿(デジモンとしての姿)を形成・維持
していく為にも使われていたら・・

以前別の考察で「デジモンには「魂データ」と「肉体データ」が存在し、2つのデータが融合&肉体データが具現化する事でデジモンが存在していると書かせていただきました。(-はじまりの街と転生原理-の冒頭部参照クリック)
仮にこれを元に考えると、そのパワー無くなることで、デジモンの姿(肉体データ)を維持できない。
その結果、太一達が、アグモンを知覚出来なくなってしまった(見えない=消えてしまった)のではないかと。

※図を拡大してみたい方はここをクリック



そう・・あの消えたと思った瞬間、アグモンはまだ、そこにいたんです!
太一達も視聴者である私たちも見えてないし、聞こえてないんですが、あの場に確かに存在してる・・
そして、蝶という存在に代わって、私たちだけには違う形で知覚させていた・・
作中での「太一達とはずっと一緒な気がするんだ」ってのは、本当に言葉通りの意味なのかもしれないですね・・
これは、姿を維持できない(見えなくなった)=幽霊的な存在(死)という考えでもあります。
だからEDでパートナーが消えてしまった子供たちの傍らには、 見えてなくとも、ちゃんとデジモン達が
いるんだと考えています・・

実は、デジモンの形成維持と知覚の設定について旧設定では下記のようなことがあります。
『デジモンという魂の片割れは昔から存在していたが、【はっきり分かる形であらわれることができなかった】
それがもう一つの地球であるデジタル世界でなら、形を定めることができるようになった。』
ハカメモの特番や書籍等のインタビュー記事等でも同様のことを角銅さんが、よくおっしゃってましたね。
『昔からデジモンは存在しているんだけど、ただ見えていなかっただけ』

※図を拡大してみたい方はここをクリック

併せて、02第33話で修学旅行の為、一時的に光子郎のもとに預けられていたポロモンが徐々に
弱っていくシーンがあります。

「きっとパートナーから離れたまんまで、こっちの世界に何日もいたからだよ」(ミノモン)
「わずか3日とは言え京君と離れては疲れてしまいますね。デジモン達はこちらの世界に存在するだけでも
大変だというのに」(光子郎)[デジモンアドベンチャー02第33話の会話より]

こういった事からも、特に現実世界でデジモンが自身の存在を保つには、電子的要素以外にも、
「子供たちが一緒にいることで作用している何か」or 「一緒にいることで現実世界にいれる時間が多くなる効果」とかが あったのでは?と感じました。 なお、こちらはあくまでパートナーとなったデジモンのみの話です。。
野生デジモンは、現実世界に実体化しているのは子供たちの力ではなく、また別の何かだと思います。
しかしこの具現化方法は不安定であり、高確率で暴走など実体化したデジモンに影響を与える可能性が
高いと考えます。毎回迷いデジモンが暴走するのはこういうのが原因 なのかもしれませんね。

パートナーデジモンは、パートナーとなった時点で具現化方法が野生と異なり、パートナーに依存する。
結果暴走を回避できるが、野生デジモンが実体化できる方法ではもう実体化できない。

こう考えると、2028年の未来では、子供たちだけの持つエネルギー以外の何かで【デジモンを知覚させる
(実体化させる)方法】発見し、アグモン達の姿がまた見えるようになるのでは?と思います。
その打開策こそが、今回のエオスモン誕生。
そしてそのきっかけとなった「オーロラの力・未知のエネルギー」なのではと・・

今回の件、消えてたと思っていたモルフォモンは、実はずっと見えずともメノアのそばに存在し続けていたのだと
思います。 そんな中、モルフォモン(魂)が、オーロラの影響によりエオスモンの肉体データと偶然にも?融合、実体化出来たという考えです。

ラストのシーン以前にモルフォモン自身の意識があったのかは不明ですが、 メノアに最後微笑みかける
エオスモンは、きっと自我を取り戻したモルフォモンだったのだと推察します。


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