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-ホメオスタシスの行動の矛盾とアポカリモン-



さて、Triでのホメオスタシスの行動だけを見てもかなり疑問に残る部分がありますね。
このページでは疑問をまず整理していきながら、ホメオスタシスの行動の目的について
再度考えていきたいと思います。

①ホメオスタシスはアグモン達の感染を知らなかったのか?


これに関してクワガーモン戦以降にアグモン達は感染したんでしょ??
1章のクワガーモンが戦闘中に何故かアルファモンに回収されてしまったのは、あの時点で全員に必要な
ウィルスを移し終えていたから。(アグモン達を倒すことが目的ではないため目的を達成した時点で回収された説) となると思うのですが、クワガーモンの初対戦時の進化シーン映像をご覧ください。

皆さんも既に知ってのとおり進化シーンに「2」が混じってるんですよね。
それも全員に(厳密にはテイルモンのみ不明)

これ、リブート後の進化シーンには2が含まれていない事から、「2」=感染していると考えて良いはずです。
そうなると・・最初にアグモン達が送り込まれた時点で「感染要因デジモンであった」んです。
つまりクワガーモン戦より前に感染していたという事になります。

果たしてこれホメオスタシス知らなかったんですかね??
勿論ホメオスタシスは全知全能ではありません。なので感染の事は知らずに送り込んだのだと思いますが・・
「気づいたらここにいたんだ」的なデジモン達の発言からDWで時々暴走していたという可能性もあるわけで・・

むむむ・・謎です。

そう考えると、アグモン達を送り込んだのは逆に『イグドラシルだった』と考えた方がいいのかもしれません。
闇の手に落ちていたゲンナイに呼ばれ、何も知らずに集まったデジモン達を感染させ現実世界へ送り込む。
リブートすればアグモン達の記憶は消えますので、人間との繋がりを良く思っていないイグドラシルとしては
都合がいいわけです。

更に、 お台場でアルファモンにメイクーモンを襲わせることで、必然的に芽心と選ばれし子供達が接触させる確率を高め、仲間にさせます。そうなれば、芽心と太一達に 仲間意識(同じ選ばれし子供という意識)を持たせることが出来、太一達はメイクーモンを簡単に倒す決断が出来なくなるというわけです。

最終的にはアグモン達に蒔いていたウィルスにより、全員感染デジモンとなる未来が来る事で、ホメオスタシス側の策を無くすことが出来る(ジエスモンという手は除く) =ホメオスタシスにリブートの決断をさせる事が出来る。という結論になります

こう考えると、イグドラシルの方にばかりにメリットがある気がしますね。



②リブートの事をデジモン達だけにしか話さなかったのは何故か?


この憑依してる奴がイグドラシルなら分かります。
人間との共存を望んでいないし、話したくない。

しかし、憑依したのはホメオスタシスなんですよね。ホメオスタシスは人間の前には決して姿を現さない。
という設定なら分かりますが、無印版の事例を参考にするとするならば、普通に選ばれし子供達の前に
現れてますし、 45話では
「本当は、あなた方が最初にファイル島にいらした時、すぐにでもお話ししたかったのですが・・」
と言ったセリフもあることから、人間に現状を説明することに抵抗は感じてません。
(おそらく、ファイル島に来た際にすぐに話せなかったのは、 憑依できるヒカリが来ていなかった為と思われる)

・・・というより、デジモン達だけに話すというのも不思議です。

仮に、リブートの事実がもっと早く子供達や光子郎の耳に入っていれば、バックアップフィールドの対策
そして戦術の作戦も、もっと上手く作れたはずなんです。
少なくとも最悪の7匹感染暴走化という最悪の事態にはならなかったかもしれません。

これ、デジモンが子供達に伝えてくれると思っていたのでしょうかね???
そしたら、予想外にも、まさかの「黙っておく行動」にデジモン達が出てしまったという事なんでしょうか???

もし 確実に伝えたいなら全員いる前で話せばよかったんじゃない???となるわけでですし、
仮にイグドラシルの妨害で憑依しにくい状態なのだとした場合であれば、ハックモンが代わりに
子供達に伝えればよかったのでは???みたいな結論にもなってしまいますよね。
ハックモンは時々ホメオスタシスに報告しているようなシーンも見受けられますので
随時、意思疎通は出来るのではないかと思うのです。

勿論、リブートの事を知っていたとしても今回の5章の様な戦闘になっていた可能性もあるかもしれませんが。
(ちなみに、ストーリーの構成上何も知らない子供達とデジモン達の別れのシーンを作る為には、
『知らせないという選択』が必要なことかもなんですけどね。)

こう考えるとホメオスタシスの対策の見通しが非常に甘く、対策が全く対策になっていないように感じます。
果たしてホメオスタシスはホントにリブート止める気あったのか??とさえ感じます

そう考えると逆に、姫川が敵側だったためにヒカリがホメオスタシスに憑依されてたこと&
リブートの内容をヒカリに伝えなかった理由と同じように、 この時点でホメオスタシスの真の目的は
『リブートを起こさせるために行動していた』とも考えられます。

③ハックモンが西島の元にしか現れないのは何故か?


上記の疑問にプラスしてのこちらの話です。
そもそも、今回の事案を対処する実行部隊は選ばれし子供達です。
ハックモンはゲンナイの代わりの使者だと言っていました。
しかし、何故子供達の前には一度も現れず、隠れてこそこそと先代の選ばれし子供である西島の元ばかりに
現れるのでしょうか???

ゲンナイの様に、デビモンに邪魔されてファイル島に通信できなかった等、今回子供達に連絡できない理由は
特にないのです。ではなぜ子供達には会わないのか??

これは接触することで、ハックモンにも少なからず情が生まれ任務遂行できなくなる危険性があるため、
ホメオスタシスは接触させなかった。とかなんでしょうか??
それともハックモンの存在を子供達に知られたくない何か理由があるのか??


④リブート前にジエスモンを投入しない理由は?


これについては非常に疑問です。どちらかと言えば3章の後半時点で自体は既に重くなっています。
3章の姫川の話が事実であるならば、DW自体に危険を及ぼすかもしれない。非常に危ない賭けの方法
であるという事です。 つまりホメオスタシスにとっては、おそらく使いたくない手なはずです。

であればその前にジエスモンを投入し、メイクーモンを倒すという事が出来たはずです。
現実世界で究極体になれないとか色んな枷があるのでは?と思いましたが、4章以降を見る限りこの線は
無いと思われます。 それとも、3章でメイクーモンがVMに変異したがために、メイクーモンを倒してもDWは
すでに手遅れと判断になってしまったのでしょうか??

だったらもっと早くにジエスモンを投入して子供達と共闘して倒したらよかったんじゃ???となるわけです。
ジエスモンが感染させられてしまう危険性を考えての投入阻止だったのでしょうかね??

ちなみに、ジエスモンをこの時点で投入せずリブートを選んだことをみると、ある事が浮かんできましたが、
それは別のページ(-アポカリモンのデータの重要性-)にて解説する事にします。



そんなわけで、上記4点の疑問を考えていくと、やはりホメオスタシスはアグモン投入の時点で
DWをリブートすることは決定事項の様にも思えてきてしまいます。
アグモン達はリブートするための状況づくりや理由づくりに利用されただけだったのでしょうか?



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